職人歴20年が解説|外壁コーキング工事は値下げできる?材料別の下請け原価と限界ライン

外壁コーキング工事が行われる戸建て住宅の外観 コーキング(シーリング)

外壁コーキング工事は、決して安い工事ではありません。

外壁塗装と同時に行えば、150万円を超えるケースも珍しくないため、

「少しでも安くできないか?」

と考える方がほとんどだと思います。

今回は、職人歴20年の立場から、

  • コーキング工事はいくらまで値下げできるのか
  • 材料別の下請け単価
  • 値下げ交渉の現実的な限界
  • 無理な交渉をした場合のリスク

を分かりやすく解説します。

この先も業者選びを安全に進めたい人は

👉 → ・外壁塗装で失敗しない業者の選び方【現場20年の完全ガイド】


下請け業者はいくらで請け負っているのか?

まずは現実的な下請け単価から。

■ コーキング撤去・打ち替え(m単価)

  • ウレタン:500円〜600円
  • 変成シリコン:600円〜700円
  • オートンイクシード:700円〜800円

■ コーキング増し打ち(m単価)

  • ウレタン:300円〜400円
  • 変成シリコン:400円〜500円
  • オートンイクシード:500円〜600円

※地域・数量・現場条件により多少変動します。

コーキング増打ちと打替えの違いはこちら


元請け利益30%で計算するといくらになる?

元請け業者が適正に利益を確保する場合、

おおよそ30%前後は必要になります。

これを踏まえると、施主提示価格は以下が目安です。


■ 撤去・打ち替え

  • ウレタン:650円〜780円
  • 変成シリコン:780円〜910円
  • オートンイクシード:910円〜1,040円

■ 増し打ち

  • ウレタン:390円〜520円
  • 変成シリコン:520円〜650円
  • オートンイクシード:650円〜780円

戸建てサイディングの外壁コーキングはいくら?材料別の相場と高額請求を見抜く方法


結論|値下げ交渉は可能だが「限界」がある

結論から言うと、

外壁コーキング工事の値下げ交渉は可能です。

しかし、

  • 下請け単価
  • 材料費
  • 人件費

を考えると、

元請け利益30%前後を確保できないと工事は成り立ちません。

そのため、

これ以上の大幅な値下げは現実的ではない

というのが本音です。

【知らないと損】大手工務店はなぜ高い?単価と一括見積もりで比較|現役職人が暴露


無理な値下げ交渉のリスク

少しでも安くしたい気持ちは当然です。

ですが、過度な値引き交渉をすると、以下のリスクがあります。

  • 下請けに流す単価が極端に下がる
  • 結果的に施工が雑になる
  • 手間を省かれる
  • 最悪の場合、塗装業者がコーキングも施工する

コーキングは専門職です。

専門業者が施工するかどうかで耐久性は大きく変わります。


値下げよりも大事なこと

値段を下げるよりも重要なのは、

  • 数量は適正か
  • 打ち替えか増し打ちか
  • 材料は何か
  • 単価の内訳は明確か

を確認することです。

価格が適正かどうかは、

1社だけの見積もりでは判断が難しいのが現実です。

単価や数量の違いは、

実際に複数社を並べて初めて見えてきます。

無理に値下げ交渉をするよりも、

まずは相場を把握することが大切です。


この情報が、

1人でも多くの方が不必要に高い金額を支払うことなく、

正しい判断をするための参考になれば幸いです。

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