外壁塗装や外壁リフォームの見積もりで、
**実はとても多いのが「コーキング数量の水増し」**です。
多くの人は
「専門的だし、業者が出している数量だから正しいだろう」
と、そのまま契約してしまいます。
ですが、外壁コーキングは
専門知識がなくても自分で測れる工事です。
しかも、かかる時間は
30分程度。
この記事では
サイディング住宅の外壁コーキング数量を
ぼったくられないために自分で確認する方法を、
現場職人の目線で分かりやすく解説します。
外壁塗装で失敗しない業者の選び方【現場20年の完全ガイド】 もあわせて参考にしてください。
なぜコーキング数量は水増しされやすいのか?
高額請求をする業者に多いのが、
数量の水増しです。
その理由はシンプルで、
数量を多くすれば単価を安くできる
からです。
最近は
「コーキング m単価 相場」
とネットで検索して相場を調べる人も増えました。
そのため一部の業者は、
数量を多くすることで
「うちは単価が安いですよ」
と見せられます。
単価だけ見て安心するのは危険です。
だからこそ、
数量が本当に合っているかを自分で確認することが大切なんです。
自分で測れるコーキング項目一覧(サイディング住宅)
サイディング住宅で、一般的に測れる項目は以下です。
- サッシ廻り: m
- サイディング目地:m
- 玄関廻り(建具廻り):m
- 軒天 入隅:m
- 換気ガラリ:箇所
- トイ廻り:箇所(※無い家もあります)
- 破風:箇所
このくらいで十分です。
項目がやたら多い見積もりは、一度疑ってみましょう。
用意するもの
- メモ帳
- メジャー
コーキング サッシ廻りの測り方(最重要ポイント)




サッシ廻りは、一番数量が水増しされやすい場所です。
測るのは「縦」と「横」だけ
サッシは四方すべてにコーキングが入っています。
測るのは、
- 縦の長さ
- 横の長さ
この2つだけです。
計算方法
(縦 + 横) × 2 = サッシ1ヶ所の数量
計算例
縦:142cm
横:172cm
(142 + 172) × 2 = 628cm
→ 6.28m
このサッシは 6.28m になります。
同じサイズのサッシが多い場合
同じ大きさの窓が並んでいる場合は、
正の字で数えるだけでOKです。
142 + 172 × 2 → 3ヶ所
200 + 180 × 2 → 2ヶ所
120 + 100 × 2 → 1ヶ所
長さだけメモして、
計算は後でまとめて行えば問題ありません。
実際、現場でもこのやり方が一般的です。
コーキング目地数量の測り方
縦目地はおおよその高さで判断できる


サイディングの縦目地は、
メジャーで一本一本測る必要はありません。
目安は以下です。
- 1階分:約3m
- 2階建て:約6m
- 3階建て:約9m
※ 建物によって多少前後します。
同じ長さごとにまとめて数える
目地の長さはすべて同じではありません。
同じ長さの目地をまとめて数えます。
6m × 20本=120m
3m × 5本=15m
4m × 1本=4m
最後にすべて足せば、
サイディング目地の数量が出ます。
入隅(いりすみ)を忘れない


外壁の角部分やバルコニー手すり(入隅)にも
コーキングが打たれていることが多いです。
見落としやすいので、必ず確認してください。
軒天入隅の測り方

軒天の入隅部分は、建物を一周ぐるっと測るだけでOKです。
細かく拾う必要はなく、外周長さ=数量と考えて問題ありません。
また、軒天の入隅シーリングは既存シールが薄く撤去できないケースがほとんどです。
そのため、基本的には増し打ちで問題ありません👌
横目地がある家もある

建物によっては、
横方向にもコーキングが打たれています。
この場合は
縦目地+横目地の両方を数える必要があります。
箇所で数える部分は「数えるだけ」


以下は測らず、数えるだけでOKです。
- 換気ガラリ:◯ヶ所
- トイ廻り:◯ヶ所(無い場合もあり)
- 破風:◯ヶ所
「箇所」と書かれているものは、
数量をごまかしにくい部分でもあります。
まとめ|数量が分かれば見積もりは怖くない
外壁コーキングの数量は、
- 専門知識がなくても測れる
- 30分程度で終わる
- 一式やm²(平米)を回避できる
- 水増しに気づける
という特徴があります。
見積もりで
「高いかも?」
「本当にこの数量?」
と感じたら、
一度、自分で測ってみてください。
それだけで、
ぼったくられる可能性は大きく下がります。
この先も業者選びを安全に進めたい人は👉 → ・外壁塗装で失敗しない業者の選び方【現場20年の完全ガイド】


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