結論(先に知りたい方へ)
- 戸建てサイディングの外壁コーキングは材料で金額が大きく変わる
- ウレタンなら800円/m前後、変性シリコンなら900円/m前後が目安
- 材料を確認せず「相場900〜1200円/m」と言われたら要注意
外壁リフォームの見積もりで
「コーキング工事 一式 ○○円」
と書かれているのを見て、
- この金額は高い?安い?
- ぼったくられていない?
と不安になったことはありませんか?
結論から言うと、
外壁コーキングの金額に「一律の相場」はありません。
使用する材料や、目地の条件によって
適正価格は大きく変わります。
外壁コーキングの金額は何で決まる?
コーキング工事の単価は、主に次の3つで決まります。
- 使用する材料
- 目地の幅
- 目地の深さ
ネットでは
「900円〜1200円/mが相場」
と書かれていることが多いですが、
材料の違いを無視した相場は正確ではありません。
ぼったくられないために|外壁コーキング数量を自分で測る方法【サイディング住宅】
外壁で使われる主なコーキング材は3種類
戸建てサイディングで使われる材料は、主に次の3つです。
- ウレタン
- 変性シリコン
- オートンイクシード
上から順に材料単価は高くなります。
外壁コーキングの材料別単価目安(元請け相場)
※一般的な戸建てサイディング住宅を想定
※撤去打ち替え/増し打ち、材料別の目安
| 材料名 | 工法 | 単価目安(円/m) | 注意ポイント |
|---|---|---|---|
| ウレタン | 撤去打ち替え | 800円 | 塗装するなら十分 |
| 変性シリコン | 撤去打ち替え | 900円 | 塗装しない場合におすすめ |
| オートンイクシード | 撤去打ち替え | 1,300円 | 高額・過剰提案に注意 |
| ウレタン | 増し打ち | 500円 | 600円以上は高額ライン |
| 変性シリコン | 増し打ち | 600円 | 適正価格帯 |
| オートンイクシード | 増し打ち | 1,000円 | 高額・過剰提案に注意 |
※目地の幅・深さ・施工条件によって金額は前後します。
👉材料がウレタンなのに900〜1300円/mの場合は高額請求の可能性あり。
既存コーキング「増し打ち」でも材料で金額は変わる
増し打ちは撤去作業がないため、
打ち替えより単価は下がります。
それでも材料差は大きく、
ウレタンで600円/m以上は高額ラインと考えてください。
どのコーキング材を選べばいい?
結論はシンプルで、
施工内容に合わせて選べばOKです。
コーキングの上から塗装する場合
👉 ウレタンで十分だと考えています。
コーキングを塗装しない場合
👉 変性シリコン一択。
オートンイクシードについての個人的見解
最近よく
「20年もつ」「30年もつ」
と説明されることがありますが、
個人的にはあまり信用していません。
理由は次の通りです。
- 発売は2014年
- 30年経過した実証データは存在しない
- 耐用年数を理由に高額請求されやすい
- 環境条件で耐久年数は大きく変わる
そもそも、
環境次第ではウレタンでも15年程度もつケースは普通にあります。
仮にオートンイクシードが20年もったとしても、
その前に
- 外壁塗装
- 防水工事
など、他の改修時期が来ることがほとんどです。
ちなみに参考までに言うと、
マンションの大規模修繕工事ではオートンイクシードは使われません。
まとめ|外壁コーキングで失敗しないために
- 外壁コーキングの金額は材料で変わる
- 「相場〇〇円」は材料を確認しないと意味がない
- 基本は
- ウレタン
- 変性シリコン で十分
- オートンイクシードはセールストークに惑わされず慎重に判断
外壁リフォームは、
一生に1〜3回あるかどうかの大きな工事です。
この記事が、
1人でも高額請求を避ける判断材料になれば幸いです。
次回予告
コーキングの原価はいくら?値下げ交渉はできるのか?
現場目線で正直に解説します。
👉 → ・外壁塗装で失敗しない業者の選び方【現場20年の完全ガイド】

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