戸建てバルコニー・屋上防水の平米数の測り方

戸建てバルコニー・屋上防水の平米数の測り方 横×縦の計算方法と屋上のブロック分け図解 防水工事
水増し見積もり対策
バルコニー・屋上防水の平米数の測り方
見積もりの水増しを自分でチェックする方法

面積を自分で測れば、見積もりが適正かどうか一発でわかります。

防水工事の見積もりをもらったとき、「面積が実際より大きく書かれている」ケースは少なくありません。面積が大きければ当然金額も上がるため、水増しは最も簡単なぼったくり手口のひとつです。

でも安心してください。バルコニーや屋上の面積はメジャー1本あれば誰でも測れます。自分で測った数字があれば、見積もりが適正かどうかを判断する強力な武器になります。

この記事では、実際の測り方から見積もりの水増しを見破るチェックポイントまで解説します。

📋 この記事でわかること:
バルコニーの測り方 / 屋上・陸屋根の測り方 / よくある形状の計算例 / 見積もり水増しの見破り方

※ 防水工事の費用相場が知りたい方はサイディング戸建てのバルコニー・屋上の防水工事費用を徹底解説をご覧ください。

特別な道具は要りません。家にあるもので十分です。

📏
メジャー(5m)
100均のでOK
📝
メモ帳・ペン
スマホのメモでもOK
📱
電卓(スマホ)
掛け算するだけ
💡 ポイント:測るのは防水層がある床面の面積だけ。壁や手すり、排水溝の立ち上がり部分は含みません。

② バルコニーの平米数の測り方

バルコニーの平米数の測り方

バルコニーは四角形がほとんどなので、「横幅 × 奥行き」で面積が出ます。

測り方の手順
手順① 横幅を測る
バルコニーの壁の内側から反対の壁の内側までを測ります。壁の厚み(外壁のサイディング部分)は含めません。
手順② 奥行きを測る
窓側の壁から手すりの内側(立ち上がりの根元)までを測ります。手すりの厚みは含めません。
手順③ 掛け算する
横幅(m) × 奥行き(m) = 面積(㎡)。これだけです。

よくあるバルコニーの計算例

バルコニーの形 サイズ 計算式 面積
一般的なバルコニー 3.6m × 1.2m 3.6 × 1.2 約4.3㎡
やや広めのバルコニー 5.4m × 1.5m 5.4 × 1.5 約8.1㎡
L字型バルコニー 2つの長方形に分ける A + B 合算する
ルーフバルコニー 5.4m × 3.6m 5.4 × 3.6 約19.4㎡
✅ L字型やコの字型の場合:四角形に分割して、それぞれの面積を足す。複雑に見えても四角形の組み合わせで必ず計算できます。

※ 外壁の面積の測り方はぼったくられないための外壁塗装の測り方で詳しく解説しています。

③ 屋上・陸屋根の平米数の測り方

屋上の平米数の測り方

屋上・陸屋根もバルコニーと同じで「縦 × 横」が基本です。ただし屋上ならではの注意点があります。

屋上の測り方の手順
手順① パラペット(立ち上がり壁)の内側で測る
屋上の周囲にある立ち上がり壁の内側から内側を測ります
手順② 突起物を除外する
エアコン室外機の架台・ペントハウス(塔屋)の面積は防水面積に含めません
手順③ 立ち上がり部分は別カウント
パラペットの立ち上がり面は「平場」とは別に計上されることがあります。見積もりで「立ち上がり○m」と書かれていたら、長さ(m)で確認しましょう
⚠️ 注意:屋上に自分で上がれない場合は建築図面(平面図)で確認できます。図面には寸法が書いてあるので、それを使って計算すればOK。図面がなければ業者に「図面で面積を見せてほしい」と言いましょう。

④ 防水面積に含まれるもの・含まれないもの

見積もりの面積をチェックするとき、何が防水面積に含まれて何が含まれないかを知っておくことが大事です。

✅ 含まれるもの
  • バルコニー・屋上の床面(平場)
  • 排水溝(ドレン)周り
  • 立ち上がり部分(別計上の場合あり)
  • 出入り口サッシ下の水切り部分
❌ 含まれないもの
  • 外壁面(サイディング部分)
  • 手すり・フェンスの上面
  • エアコン室外機の下(移動しない場合)
  • 物置・タイルデッキの下(撤去しない場合)
💡 プロのアドバイス:見積もりに「立ち上がり」が平場の面積に合算されていないか確認しましょう。立ち上がりを平場に含めると面積が膨らみ、結果的に金額が水増しされます

⑤ 見積もり水増しの見破り方チェックリスト

防水工事の見積書チェック

自分で測った面積があれば、見積もりのおかしなポイントが見えてきます。以下のチェックリストで確認してみてください。

水増しを疑うべき5つのサイン
① 面積が自分で測った数字より2割以上大きい
多少の誤差(5〜10%)はありえますが、2割以上の差は要確認です
② 「防水面積」の内訳が書かれていない
平場と立ち上がりが分けて書かれていない場合、合算で水増しされている可能性があります
③ 図面や実測値の根拠が示されていない
「見た目で計測」「概算」だけでは面積の根拠になりません。図面または実測数値を確認しましょう
④ 小面積なのに㎡単価で計算されている
10㎡以下のバルコニーは一式料金が普通。㎡単価で計算するとかえって高くなることがあります
⑤ 他社と面積が大きく異なる
3社から見積もりを取って面積を比較。1社だけ面積が大きい場合は水増しの可能性大です

面積の許容誤差の目安

誤差の範囲 判定 対応
5%以内 正常 測り方の違いによる誤差。問題なし
5〜15% やや注意 立ち上がり含算の可能性。内訳を確認
15〜30% 要注意 根拠の説明を求める。他社と比較する
30%以上 水増しの可能性大 その業者は避けた方が安全

⑥ 見積もりをもらったら業者に聞くべき3つの質問

質問①
「この面積はどうやって測りましたか?」

実測なのか図面なのか概算なのか。まともな業者は必ず根拠を説明できます。答えられない業者は要注意。

質問②
「平場と立ち上がりは分けて計算していますか?」

平場(床面)と立ち上がり(壁面)は単価が違うことが多い。分けていない場合は合算で水増しされている可能性があります。

質問③
「自分で測ったら○㎡だったんですが、差がありますか?」

これが最強。自分で測った数字をぶつけると、水増し業者はすぐにボロが出ます。誠実な業者は差がある理由をきちんと説明してくれます。

※ 外壁塗装の費用も気になる方はサイディング外壁塗装の費用【30坪】相場・内訳・塗料別価格を徹底解説もあわせてどうぞ。

⑦ こんな見積もりは要注意!実際によくあるパターン

⚠️ パターン①:面積の水増し

実際は8㎡のバルコニーなのに見積もりが「12㎡」と記載。4㎡分の水増し(約2〜3万円の差額)

対策:自分で測った面積と照合する

⚠️ パターン②:立ち上がりの合算

平場8㎡+立ち上がり3㎡を合わせて「11㎡」と記載し、すべて平場の高い単価で計算。立ち上がりは単価が安いはずなのに高く請求される

対策:平場と立ち上がりが分かれているか確認する

⚠️ パターン③:一式料金の中身が不明

「防水工事一式 18万円」とだけ書かれていて面積の記載なし。面積が書かれていなければ単価の計算もできず、適正かどうか判断不能

対策:面積・工法・材料が明記された見積もりを出し直してもらう

⑧ 自分で測れない場合はどうすればいい?

「屋上に上がれない」「高所で怖い」「図面もない」という場合もあると思います。そんなときは一括見積もりサービスを使って複数社から見積もりを取るのが一番確実です。

なぜなら、3社以上の見積もりを並べれば、面積の数字がおかしい業者は一発でわかるからです。他の2社が「8㎡」と書いているのに1社だけ「12㎡」なら、水増しの可能性が高い。自分で測れなくても、比較するだけで見破れます。

✅ 一括見積もりのメリット
  • 複数社の面積を比較できるので水増しが見える
  • 相場感がわかるのでぼったくりを防げる
  • 業者同士が競争するので価格が適正になりやすい
  • 無料で使えるサービスがほとんど
📌 プロのアドバイス:一括見積もりを取るときは、必ず「面積(㎡)を明記してください」と伝えましょう。「防水工事一式」だけの見積もりでは比較のしようがありません。面積・工法・材料が書かれた見積もりを出す業者が信頼できる業者です。

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メジャー1本で水増し見積もりは見破れます

自分で測った面積を持っていれば、業者との交渉でも対等に話ができます。
適正な見積もりを出す業者を見極めるための第一歩は「自分で測ること」です。

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