(プロが実際に体験した悪質営業の全貌)
外壁リフォームで「30年持つ塗料」という営業トークを聞いたことはありませんか?
結論から言います。
30年持つ外壁塗料は存在しません。
シーリングも構造材も30年は絶対に持ちません。
この記事では、外壁塗装歴30年の私が 実際に飛び込み営業を家に入れて検証した体験談 を紹介します。
🏠 私の家に「30年塗料」を売る業者が来た話
築5年の一般的な戸建てに住んでいる私の家に、突然外壁リフォームの訪問営業が来ました。
私は塗装業者であることを隠し、あえて話を聞いてみることに。
🚩 手口①:絶対に金額を先に言わない
営業マンは、最初から金額の話を避け、ひたすら塗料の説明を始めました。
- ホワイトハウスでも使われている
- 100年もっている建物もある
- 30年持つという“証明書”がある(後で調べたら、お金を払えば誰でも入手できる書類…)
完全に 権威づけ と 不安を煽る営業 の典型です。
🚩 手口②:他社を下げて自社を上げる
「他の業者はこんな塗料を使っていない」
「うちは特別価格」
と言いながら、延々と不安を煽り続けてきます。
🚩 手口③:1時間説明してからようやく金額
長い説明に飽きた私は、こちらから金額を促しました。
提示されたのはコレ。
新築〜生涯で必要な外壁リフォーム総額:300万〜450万
↓
「今契約してくれれば」→ 296万円
しかもこの営業マンのロジックはこうです:
- 生涯で必要なのは1回のリフォームでOK
- 30年持つから他より安い
- 今契約しないと損する
はい、完全に 典型的な“即決を迫る営業” です。
🚩 手口④:ローンで縛りつける
「まだ築5年でお金が貯まっていない」と伝えると、営業マンは即ローンを勧めてきました。
しかし金利の説明はせず。
こちらから「金利かかるんですよね?」と聞くと、
「当たり前じゃないですか!」
と少しキレ気味。
(どうやら“勘のいい客”は嫌いらしい😂)
ローン計算してみると…
15年ローン → 総額360万円
まったく安くないどころか、むしろ割高。
🚩 手口⑤:即決しなければ大幅値上げ
さらに尋ねてみました。
「今日契約しなかったらいくらですか?」
すると…
360万円です。
さっきの296万円はどこへ?😂
こういうのを 架空値引き(吊り上げ) といいます。
契約する気がないと悟ったのか、
営業マンはそのまま帰っていきました。
🔥 プロの結論:30年持つ塗料は存在しません
理由はシンプル。
- シーリングは10〜15年で必ず劣化
- 下地・付帯部も30年は持たない
- 外壁材自体の寿命もある
- そもそも日本の気候で30年無メンテは不可能
だから「30年塗料」営業は ほぼ100%悪質。
👉 外壁塗装会社の失敗しない選び方|後悔しないための完全ガイド
✔ 騙されないための正しい外壁リフォームの考え方
- 外壁塗装は10〜15年ごとに行うのが現実的
- 塗料よりも「施工技術」「下地処理」が大事
- 即決を迫る業者は避ける
- 生涯のメンテ計画を立てれば無駄な支出がなくなる


コメント