【プロが教える劣化症状とリフォームのタイミング】
この記事では、シーリング(コーキング)の劣化症状から
「そろそろ打ち替えすべきか?」をプロ目線で判断できるようになります。
👉 外壁塗装を失敗しないための基本から知りたい人はこちら
外壁塗装会社の失敗しない選び方|プロが徹底解説
✅ この記事でわかること
- 打ち替え時期を判断する劣化症状
- 放置するとどうなるか
- 戸建てで多い代表的な劣化パターン
- プロが実際に使う判断基準
- シーリング工事の相場と注意点
📌 シーリングの寿命は「7〜10年」が目安
外壁サイディングのシーリング材は、紫外線・雨・熱で必ず劣化します。
放置すると 雨漏り → 下地腐食 → 工事費が跳ね上がる ので注意。
🔍 打ち替え時期が一目でわかる劣化症状
① ひび割れ(クラック)

シーリングが細く割れ始める初期症状。
指で触ると「スジ状」に割れていることが多い。
⚠ 水が横から入りやすく、外壁内部に雨が回る危険あり。
② 肉やせ(隙間ができて細くなる)

シーリングが痩せて、サイディングと段差ができている状態。
紫外線による劣化で 柔軟性が失われたサイン。
③ 破断(真ん中が裂けて貫通している)

外壁が揺れたり熱膨張した衝撃で
シーリングが完全に裂けている状態。
ここまで来ると雨水が入り放題でかなり危険。
④ 剥離(外壁から離れて浮いている)
壁との密着が弱まり、シーリングが浮いて隙間ができる症状。
❌ 最も危険な劣化
→ 外壁内部の透湿防水シートまで劣化させ、雨漏りの原因に。

Before / After(打ち替えでここまで変わる)


🧰 プロが実際に現場で見る判断ポイント
- 指で押した時に“弾力”がない
- 触ると粉が出る
- 隙間が2mm以上ある
- サイディングが動いてシーリングが追従できていない
- 南面だけ極端に劣化が進んでいる(紫外線の影響)
1つでも当てはまれば打替え推奨です。
💸 シーリング工事の相場
| 工事内容 | 相場 |
|---|---|
| 既存撤去+打ち替え | 900〜1,500円 / m |
| 増し打ち(撤去しない) | 500〜900円 / m |
| サッシ廻りのみ | 2万〜4万円程度 |
🔍 **推奨は「打ち替え」**
増し打ちは耐久が短く、雨漏りリスクが残りやすいです。
⚠️ こんな業者は要注意(プロがよく見る事例)
❌ 「増し打ちでいいですよ」と全部を増し打ち提案
❌ 「シリコンでやります」(外壁には絶対NG)
❌ 「足場なしでできますよ」(100%無理)
❌ 施工写真を全く撮らない
❌ 見積書が「シーリング工事一式」だけ
🔍 見積もりの正しいチェック方法はこちら
外壁塗装の見積もり項目と注意点まとめ(プロ監修)
📝 失敗しないためのチェックリスト
- 既存シーリングは必ず撤去しているか
- 3面接着を避けるためバックアップ材を使うか
- プライマー塗布を必ず行うか
- 乾燥時間を守っているか
- 施工写真を残してくれるか
🎯 結論:シーリングの劣化は“写真を見るだけ”で判断できる
この記事の劣化症状を見比べれば、
自分の家が「打ち替えすべき時期か」すぐ分かります。
そして何より大事なのは…
シーリングの劣化は放置すると外壁材より先に壊れます。
早めの打ち替えが家を長持ちさせる一番のコスパ。
💡 次に読むべきおすすめ記事
外壁塗装会社の失敗しない選び方|絶対に後悔しないための完全ガイド


コメント