「北海道で外壁塗装するなら助成金あるはず…」と思って調べたら、札幌・函館・苫小牧・釧路の主要4市すべてで外壁塗装単体の助成金がないとわかってビックリした方へ。──このページはそんなあなたのために書きました。
結論からお伝えすると、北海道は2026年4月時点で何らかの住宅関連助成金がある自治体は150以上、しかし主要4市は外壁塗装単体の制度なし状態です。一方で、寒冷地ならではの特徴として「断熱改修と組み合わせれば札幌・函館でも補助対象」になり、さらに帯広の住まいの改修助成は最大30万円とお得な制度。
この記事は、現場歴20年の職人が北海道の助成金制度を市町別に整理して、「主要4市民の断熱改修への切替戦略」「帯広・旭川の単独制度」「北方型住宅基準を使った申請ルート」「国の住宅省エネ2026キャンペーン併用」を寄り添い型で解説します。
この記事でわかること
- 北海道全体の助成金状況(150以上の自治体で何らかの制度実施中)
- 札幌・函館・苫小牧・釧路の主要4市民の断熱改修ルート
- 帯広市の住まいの改修助成最大30万円の使い方
- 旭川市の住宅改修補助金(維持保全型)の活用
- 「北方型住宅基準」を使った寒冷地特化の申請
- 国の住宅省エネ2026キャンペーン(上限100万円)との併用
📌 はじめにお願い: 本記事は2026年4月時点で各自治体の公式サイト・公的資料から確認した情報に基づいて職人がまとめています。助成金の上限額・申請期間・予算の残り状況は年度途中でも変わります。実際に申請する前に、必ず各市町村の公式サイトで最新の要綱をご確認くださいね。
北海道の助成金事情〜全体像をまず把握
北海道内で住宅関連の助成金がある自治体は、2026年4月時点で150以上(全道179市町村中)と全国でも有数の充実度。札幌(195万人)、旭川(33万)、函館(26万)、苫小牧(17万)、帯広(17万)、釧路(16万)など、人口分布は札幌一極+地方都市分散という構成です。
北海道が他都道府県と決定的に違うのが、寒冷地特有の「断熱改修補助」が圧倒的に充実していること。「外壁塗装」単体ではダメでも、「外壁塗装+断熱改修」のパッケージなら主要市でも補助対象になるルートが多数あります。これは雪国ならではの恩恵です。
北海道の助成金の3つの特徴
| 特徴 | 具体的な傾向 |
|---|---|
| 主要4市は単体NG | 札幌・函館・苫小牧・釧路は外壁塗装単体の制度なし |
| 断熱改修ルートが豊富 | 寒冷地特化の断熱改修補助が他県より充実、塗装と組合せ可 |
| 北方型住宅基準 | 北海道独自の住宅性能基準、適合工事に上乗せ補助あり |
つまり北海道で外壁塗装するなら、「主要4市民か」「断熱改修にできるか」「北方型住宅基準を満たすか」で戦略が変わってきます。
【先に結論】北海道の主要4市は外壁塗装単体で助成金が使えない
北海道で人口・知名度が高い順に、札幌・旭川・函館・苫小牧・帯広・釧路。実はこの中で、外壁塗装単体の市の独自助成金が**実施されているのは旭川と帯広のみ**(2026年4月時点)。
主要4市(札幌・函館・苫小牧・釧路)の状況
- 札幌市:外壁塗装単体NG。ただし「住宅エコリフォーム補助制度」で断熱改修と組み合わせれば対象
- 函館市:外壁塗装単体NG。住宅リフォーム補助制度では対象外、断熱改修は対象
- 苫小牧市:外壁塗装の助成金なし
- 釧路市:外壁塗装の助成金なし
札幌・函館の場合、「単純な塗替え」を「断熱改修を主目的とした工事に外壁塗装を付帯」というパッケージにすれば補助対象になる可能性があります。これが寒冷地ならではの抜け道です。
主要4市民が使える代替手段3つ
主要4市にお住まいの方は、外壁塗装単体は諦めて以下を組み合わせるのが現実的:
- 断熱改修+外壁塗装パッケージ:札幌「住宅エコリフォーム補助制度」、函館の断熱改修補助で対応
- 住宅省エネ2026キャンペーン(国):外壁の断熱改修なら最大100万円、市民でも使える
- 火災保険の風災補償:北海道は雪害・暴風被害エリア、過去の被害が原因の劣化なら数十万円戻る可能性
北海道で使える主要市町の制度一覧
北海道の中で代表的な市町の制度を整理しました。2026年4月時点の情報で、年度切替えで内容変動の可能性あり。最新は各自治体公式サイトでご確認を。
| 市町 | 制度の特徴 |
|---|---|
| 帯広市 | 住まいの改修助成金 最大30万円(工事費の30%)・市内業者施工 |
| 旭川市 | 住宅改修補助金(維持保全型) 一律5万円・工事費100万円以上から |
| 札幌市 | 住宅エコリフォーム補助制度(断熱改修と組合せで対象) |
| 岩見沢市 | 住宅リフォーム関連 |
| 小樽市 | 住宅改修支援 |
| 江別市 | 住宅リフォーム支援 |
| 千歳市 | 住宅改修関連 |
| 恵庭市 | 住宅リフォーム関連 |
| 北広島市 | 住宅改修支援 |
| 石狩市 | 住宅リフォーム関連 |
| 北見市 | 住宅改修支援 |
| 網走市 | 住宅リフォーム関連 |
| 名寄市 | 住宅改修支援 |
| 士別市 | 移住・住宅改修 |
| 富良野市 | 住宅リフォーム関連 |
| 登別市 | 住宅改修支援 |
| 伊達市 | 住宅リフォーム関連 |
| 室蘭市 | 住宅改修支援 |
| 滝川市 | 住宅リフォーム関連 |
| 深川市 | 住宅改修支援 |
「自分の市町村が載ってない」という方は、「お住まいの市町村名 + 住宅リフォーム 助成金」でGoogle検索すれば公式ページが見つかります。
北海道で必ず溜たすべき5つの共通条件
条件①:申請者が市町村の住民であること
当然ですが、対象自治体に住民票があることが必須。投資物件・別荘は対象外がほとんと。
条件②:工事前に申請が必要
工事を発注した後・着工した後では助成金は受け取れません。「業者と契約 → 自治体に申請 → 認定後に着工」の順番が鉄則。北海道は冬場(11〜3月)に工事できない地域も多いので、申請タイミングが特に重要。
条件③:市町村内の施工業者で工事
北海道の助成金は「市内施工業者」要件が厳格な傾向。例えば帯広市の住まいの改修助成は「市内に事務所を有する法人または市内住所の個人」のみ対象と明示されています。テレビCMで見る大手チェーンは多くが対象外。
条件④:税金を滞納していない
住民税・固定資産税の滞納がない証明書(納税証明書)が申請書類に必要なケースが大半。
条件⑤:工事可能な季節を考慮(北海道の特徴)
北海道は外壁塗装可能なシーズンが4〜10月の7か月程度に限られます(寒冷地は気温5℃以下で塗料が硬化しない)。冬場の申請だと工事は翌年春以降になるので、春先に申請+夏に着工+秋に完了の流れが理想です。
申請から受け取りまでの流れ(北海道の標準パターン)
| ステップ | 内容 | 期間目安 |
|---|---|---|
| 1. 募集要項確認・国の制度も確認 | 市町村+国の住宅省エネ2026キャンペーン両方確認 | 1日 |
| 2. 業者選び・見積もり取得 | 市内業者から3社相見積もり(条件適合の確認) | 1〜2週間 |
| 3. 自治体に事前申請(春先) | 必要書類を提出(納税証明書含む) | 1〜2週間 |
| 4. 認定通知・契約 | 承認後に業者と工事契約 | 2〜4週間 |
| 5. 着工・完工(夏〜秋) | 外壁塗装工事の実施(寒冷地は4〜10月限定) | 2〜3週間 |
| 6. 完了報告・助成金受取 | 領収書等を提出して入金 | 1〜2ヶ月 |
全工程で 4〜6ヶ月かかるのが標準です。冬越しすると翌年度になるので春先動き出しが鉄則。
北海道で業者選びの3つのコツ
コツ①:「市町村内業者」要件をクリアする業者を選ぶ
北海道の助成金は地域業者要件が厳しめ。テレビCMで見る大手チェーンの多くが対象外になります。「北海道○○市の助成金を使いたい」と最初に伝えて、対応可能な地域業者を優先してください。
コツ②:寒冷地仕様の塗料・断熱改修に慣れている業者を選ぶ
北海道は寒冷地特有の塗装技術が必要(凍害対策、断熱性能、結露対策など)。「北方型住宅基準への対応実績がある」業者が安心。札幌・函館で住宅エコリフォーム補助制度を使うなら、断熱改修パッケージの経験必須。
コツ③:相見積もりで適正価格を確認
北海道の工事費は寒冷地仕様で全国平均より10〜15%高めになりがちですが、3社相見積もりで 30〜80万円安くなるケースは普通。1社決め打ちは厳禁。
→ 北海道内の優良業者を3社まとめて比較できる一括見積もりサイト5選
北海道の助成金でよくある失敗3パターン
失敗①:札幌・函館・苫小牧・釧路民なのに単体助成金があると思い込んだ
これが北海道最多のパターン。主要4市すべてで外壁塗装単体の助成金は2026年現在ありません。気づいた時点で断熱改修パッケージ・国の住宅省エネ2026キャンペーン・火災保険・相見積もりに切り替えるのが正解。
失敗②:冬に申請しようとして翌年度送りになる
北海道は外壁塗装可能なシーズンが4〜10月限定。秋〜冬に申請しても工事は春以降になり、年度をまたいで予算が変わる可能性あり。春先(3〜5月)に動き出すのが安全。
失敗③:寒冷地仕様じゃない塗料で施工して凍害発生
北海道では寒冷地用塗料の選択ミスで2〜3年後に凍害(塗膜剥離)が出るケースあり。安さだけで業者を選ぶと品質トラブルのリスクが高い。北方型住宅基準への対応実績を確認しましょう。
助成金以外で外壁塗装を安くする方法
方法①:国の住宅省エネ2026キャンペーン(最大100万円)
2026年の目玉制度です。外壁の断熱改修を含む工事なら最大100万円補助(他の工事と組み合わせる必要あり)。受付期間は2026年3月20日〜12月31日。札幌・函館・苫小牧・釧路市民でも使えるので、これが実質的な助成金代わりになります。
方法②:火災保険の活用(北海道は雪害も対象)
過去の暴風・雪害が原因の外壁劣化なら、火災保険の風災・雪害補償で数十万円戻る可能性あり。北海道は冬の暴風雪・落雪・雹害が頻発するエリアなので、保険証券を一度確認してみる価値あり。
方法③:相見積もりで価格交渉
北海道の工事費は3社相見積もりで 30〜80万円安くなるケースは普通。助成金で5〜30万円貰うより、相見積もりで50〜80万円安くする方が確実な節約になることも。
北海道の外壁塗装助成金でよくある質問(FAQ)
Q1. 札幌市民は本当に外壁塗装の助成金が一切使えないんですか?
外壁塗装単体の市独自助成金はありませんが、「住宅エコリフォーム補助制度」と組み合わせれば対象になる可能性あり。具体的には、断熱改修(屋根・天井・床・壁の断熱材追加)を主目的とした工事に外壁塗装を付帯する形にすれば申請できます。詳細は札幌市住宅課に確認してください。
Q2. 帯広市の住まいの改修助成30万円はどんな条件ですか?
帯広市の住まいの改修助成金です。工事費用の30%(上限30万円)が支給され、外壁塗装も対象工事に含まれます。市内に事務所を有する法人または市内住所の個人事業者の施工が条件。詳細は帯広市住宅課に確認してください。
Q3. 旭川市の住宅改修補助金はどれくらい貰えますか?
旭川市の維持保全型(屋根・外壁の改修)で一律5万円。ただし補助対象工事費が100万円以上の工事から申込み可能です。補助額は控えめですが、要件を満たせば確実に受給できる安心制度。
Q4. 北方型住宅基準ってなんですか?
北海道独自の寒冷地仕様の住宅性能基準です。断熱性能・耐震性能・気密性能などを高水準で確保した住宅で、適合工事には市町村独自の上乗せ補助が出るケースあり。寒冷地で長く快適に暮らすための基準なので、北海道で家を持つなら覚えておくと得です。
Q5. 助成金と火災保険は両方使えますか?
原則OK、ただし「同じ工事費に対する重複受給はNG」というルールがある自治体も。例えば100万円の工事で火災保険50万円が下りた場合、助成金は残り50万円分の中から計算する形。詳細は申請前に市町村に確認を。
Q6. 冬に外壁塗装はできますか?
北海道では気温5℃以下で塗料が正常に硬化しないため、原則11〜3月の冬季は外壁塗装は行いません。塗装可能なシーズンは4〜10月の7か月程度。申請から完工までの工期を考えると、春先(3〜5月)に申請開始するのが理想です。
まとめ:北海道で外壁塗装するなら「主要4市は断熱で復活/帯広は超お得」
北海道の外壁塗装助成金、長くなりましたが要点は以下5つです。
北海道で外壁塗装するときの5点テップ
- 札幌・函館・苫小牧・釧路市民→断熱改修パッケージor国の住宅省エネ2026キャンペーンに切替
- その他の市町村→公式サイトで確認(帯広は最大30万円、旭川は5万円)
- 春先(3〜5月)に申請開始(冬場は塗装できない)
- 北方型住宅基準対応の業者を選ぶ(凍害・結露対策で安心)
- 火災保険の風災・雪害補償も合わせて確認
北海道は「主要4市が単体NG」「断熱改修ルートが豊富」「北方型住宅基準あり」のが他県と違う特徴です。「単純な塗替え」ではなく「断熱性能向上のための塗装+断熱材追加」のパッケージにすれば、札幌・函館でも国&市の補助金が組み合わせて使えます。費用は30〜130万円圏内でできることが多いです。
あなたの家が、北海道の厳しい気候にも負けない仕上がりで、長く愛せる住まいになりますように。

