【2026年最新】北陸・甲信越6県の外壁塗装助成金まとめ|新潟・富山・石川・福井・山梨・長野の市町村別一覧と雪対策

北陸・甲信越6県の外壁塗装助成金まとめ|市町村別一覧 外壁塗装助成金

「北陸や甲信越で外壁塗装を考えていて、助成金があるなら使いたい」——そう思って調べ始めたものの、県のサイトを見ても市のサイトを見ても、どこに何があるのか分からない。そんな声をよく聞きます。

私は横浜を拠点に、塗装・シーリング・防水の現場に25年立ってきた職人です。北陸や甲信越の現場に毎週通っているわけではありませんが、施主さんから「うちの地域は助成金あるの?」と聞かれることが多く、全国の制度を自治体の公式情報をもとに整理してきました。この記事は、そのうち北陸・甲信越6県(新潟・富山・石川・福井・山梨・長野)の分をひとつにまとめたものです。

先に大事なことを言っておくと、県が主体で外壁塗装の費用を直接補助する制度は基本的になく、あるのは市町村単位の制度です。市町村に制度がなければ、国の住宅省エネ系の補助や火災保険を組み合わせる、という考え方になります。

金額や条件は年度で変わります。必ず申請前に、お住まいの自治体の公式サイトで最新情報を確認してください。

先に全体像をつかみたい方へ:

→ 外壁塗装の助成金・補助金まとめ|申請の流れと落とし穴を職人が解説

北陸と甲信越は「雪と湿気」「寒暖差と紫外線」の2つの顔

同じ地方でも、北陸4県(新潟・富山・石川・福井)と甲信越2県(山梨・長野)では外壁を傷める原因がまったく違います。北陸は冬の豪雪と、年間を通した高い湿度。塗装できるのは実質5〜10月で、湿気で塗膜がなかなか乾かない日も多い。一方の山梨・長野は晴天率が高く紫外線が強いうえに、冬の冷え込みと昼夜の寒暖差で塗膜の伸び縮みが激しい地域です。

北陸は雪国と同じで、冬のうちに業者選びと見積もりを終え、4月の受付開始と同時に申請が基本。甲信越は施工期間こそ長めですが、標高の高い地域では11〜3月の塗装は避けたほうが無難です。

どちらの地域でも、シーリングは塗装と同時に打ち替えを。湿気と寒暖差はシーリングにとって一番の敵で、ここが切れると雨水の侵入から一気に外壁の傷みが進みます。

新潟県の外壁塗装助成金

ポイント:豪雪地帯・寒冷地仕様の塗装が必要

新潟県は日本有数の豪雪地帯。特に上越・中越エリアは積雪量が多く、凍害・雪害対策の塗装技術と寒冷地用塗料の選定が必須です。雪害復旧案件の経験が豊富な業者を選んでください。

新潟県の市町村別 制度一覧

市町村 制度の特徴
新潟市 健幸すまいリフォーム助成事業(屋根・外壁塗装が対象)
長岡市 長岡市一般住宅リフォーム支援事業(郵送申請)
上越市 住宅リフォーム関連
三条市 住宅リフォーム関連
柏崎市 住宅リフォーム関連
新発田市 住宅リフォーム関連
小千谷市 住宅リフォーム関連
十日町市 住宅リフォーム関連
見附市 住宅リフォーム関連
村上市 住宅リフォーム関連
糸魚川市 住宅リフォーム関連
妙高市 住宅リフォーム関連
五泉市 住宅リフォーム関連
阿賀野市 住宅リフォーム関連
魚沼市 住宅リフォーム関連
南魚沼市 住宅リフォーム関連
胎内市 住宅リフォーム関連
弥彦村・聖籠町・出雲崎町・刈羽村・関川村・田上町 住宅リフォーム関連(町村ごとに金額・条件が異なる)

新潟県内は21市町村で外壁塗装関連の助成制度があります(※2026年4月時点の傾向)。最新は各自治体公式サイトでご確認を。

富山県の外壁塗装助成金

ポイント:豪雪地帯+伝統家屋テーマの独自制度

富山県は日本有数の豪雪地帯。塗装可能シーズンは4〜10月に限定、寒冷地用塗料の選定が必須です。また、高岡市のように「伝統家屋」「歴史的建造物」をテーマにした独自制度もあるため、対象工事の翄囲を細かく確認する必要あり。

富山県の市町村別 制度一覧

市町村 制度の特徴
富山市 まちなかリフォーム補助事業 + ふるさと回帰リフォーム等補助事業
高岡市 高岡市空き家改修支援事業(伝統的家屋限定・一般住宅NG)
氷見市 住宅リフォーム関連
小矢部市 住宅リフォーム関連
砹波市 住宅リフォーム関連
黒部市 住宅リフォーム関連
上市町 住宅リフォーム関連
立山町 住宅リフォーム関連
入善町 住宅リフォーム関連

富山県内は8市町村で外壁塗装関連の助成制度があります(※2026年4月時点の傾向)。最新は各自治体公式サイトでご確認を。

石川県の外壁塗装助成金

ポイント:能登半島地震の影響+被災者向け復興系制度

石川県は令和6年能登半島地震の被災県。被災者向けには「石川県なりわい再建支援補助金」「住宅再建支援」など別途の復興系制度があります。一般リフォーム・外壁塗装の助成金とは別系統なので、被災者の方は県・市の被災者支援窓口に直接問い合わせを。

石川県の市町村別 制度一覧

市町村 制度の特徴
金沢市 外壁塗装の助成金は無し(空き家上限50万円の補助のみ)
川北町 住宅リフォーム関連(外壁塗装対象)
内灘町 住宅リフォーム関連(外壁塗装対象)
加賀市 住宅リフォーム関連(条件付)
小松市 住宅リフォーム関連(条件付)
能美市 住宅リフォーム関連(条件付)
白山市 住宅リフォーム関連(条件付)
かほく市 住宅リフォーム関連(条件付)
羽咋市 住宅リフォーム関連(条件付)
津幡町 住宅リフォーム関連(条件付)
志賀町 住宅リフォーム関連(条件付)
中能登町 住宅リフォーム関連(条件付)
宝達志水町 住宅リフォーム関連(条件付)
輪島市・珠洲市・穴水町・能登町・七尾市 能登半島地震の影響で新規受付停止中の場合あり(被災者向けは復興系の別制度)

石川県内は13自治体で条件付き外壁塗装関連の助成制度があり、能登半島地震の影響で受付停止中の市町村も多数(※2026年4月時点の傾向)。最新は各自治体公式サイトで必ずご確認を。

福井県の外壁塗装助成金

ポイント:豪雪地帯+独自の名前の制度多し

福井県は日本有数の豪雪地帯。塗装可能シーズンは4〜10月に限定。さらに永平寺町の「暮らし続ける福井支援事業」など、市町村ごとに独自の名前の制度があるので、検索する時は「住宅リフォーム」だけでなく「定住支援」「暮らし続ける」などのキーワードでも探してください。

福井県の市町村別 制度一覧

市町村 制度の特徴
福井市 一般住宅の外壁塗装は対象外(空き家情報バンク経由のリフォームのみ可)
あわら市 住宅リフォーム関連(外壁塗装対象)
永平寺町 暮らし続ける福井支援事業(外壁塗装対象・予算限あり)
越前町 住宅リフォーム関連
おおい町 住宅リフォーム関連
敦賀市 住宅リフォーム関連
小浜市 住宅リフォーム関連
南越前町 住宅リフォーム関連

福井県内は17市町村中7市町村のみで外壁塗装関連の助成制度があります(※2026年4月時点の傾向)。最新は各自治体公式サイトでご確認を。

山梨県の外壁塗装助成金

ポイント:空き家バンク経由が大多数+富士山シーズン制限

山梨県は外壁塗装の助成金がほぼ「空き家バンク登録物件のリフォーム」に集中しているのが特徴。一般住宅の外壁塗装を狙うなら、各市町村ごとに「住宅リフォーム」「定住支援」「子育てリフォーム」などのキーワードでも探してください。

山梨県の市町村別 制度一覧

市町村 制度の特徴
甲府市 一般住宅の外壁塗装は対象外(空き家バンク+結婚新生活支援60万のみ可)
富士吉田市 中古物件改修支援奨励金(移住・定住が条件)
市川三郷町 空き家バンク登録・利用促進事業補助金 上限100万円
韮崎市 空き家バンク登録物件リフォーム補助金 上限100万円(市内業者要件)
北杜市 空き家バンク登録物件リフォーム費等補助金+子育て住宅リフォーム費補助事業
都留市 空き家バンク利活用事業補助金 費用の1/2 上限50万円
大月市 大月市空き家バンク成約物件リフォーム助成金制度
甲斐市 空き家バンクリフォーム関連
富士河口湖町 空き家バンクリフォーム関連

山梨県内は17市町村で外壁塗装関連の助成制度がありますが、ほとんどが「空き家バンク登録物件」が前提です。最新は各自治体の公式サイトでご確認を。

長野県の外壁塗装助成金

ポイント:県主体の制度あり+寒冷地・標高差・豪雪地帯

長野県は県主体の「みらいエコ住宅2026事業」がある+標高差・寒冷地・豪雪地帯という特徴があります。外壁塗装も寒冷地仕様の塗料選定が必須で、各市町村ごとに「住宅リフォーム」「移住・空き家活用」「定住支援」「エコ住宅」などのキーワードでも探してください。

長野県の市町村別 制度一覧

市町村 制度の特徴
長野県(全域) みらいエコ住宅2026事業(県主体・外壁断熱改修などエコ工事対象)
長野市 移住者空き家改修等補助+みらいエコ住宅2026(純粋な修繕は対象外)
上田市 空き家バンク利用者引越・改修工事費用補助金
飯田市 飯田市空家改修補助金
安曇野市 移住等空家改修利活用促進事業補助金
諏訪市 諏訪市店舗リフォーム補助金(店舗のみ)
佐久市 外壁塗装助成金は無し(県のみらいエコ住宅2026は使える)
松本市 公式サイトで最新確認(空き家バンク・エコ住宅関連あり)

長野県内は56地域に外壁塗装関連の助成制度がありますが、ほとんどが「修繕単独はNG・条件付き」が前提です。最新は各自治体の公式サイトでご確認を。

標高が高い=紫外線が強い|長野の外壁塗装は「山の条件」で考える

紫外線量は平地の比じゃない|色あせ・チョーキングが早い

標高が上がるほど紫外線は強くなり、南面の色あせ・チョーキング(白い粉)の進行が平野部より早い。長野では耐候性(耐UV)グレードを1段上げる価値が全国でも特に高いエリアです。安い塗料で回数を増やすより、良い塗料で長持ちさせる方がトータルで安い。

凍害と寒暖差|外壁下部とコーキングを重点チェック

冬の凍結融解で外壁下部の爆裂、寒暖差で目地切れが起きやすい。塗装+コーキング打ち替えのセット発注と、下地補修の単価明記が鉄則です。

施工適期は地域差が大きい|軽井沢・菅平と長野市では別物

同じ県内でも標高で施工可能期間が1〜2ヶ月違います。地元の気候を熟知した業者ほど工程の読みが正確なので、「うちの標高だといつまで塗れますか?」と質問してみてください。即答できる業者は信頼できます。

高耐候塗料の比較|ラジカルvsフッ素
コーキング打ち替えの判断

北陸・甲信越に共通する申請ルール

市町村の制度には、ほぼ共通して次の条件があります。

  • 工事前の申請が必須。契約後・着工後に気づいても対象外になります
  • 市内(町内)の業者に発注することが条件になっている制度が多い
  • 予算に上限があり、年度の早い時期に受付終了することがある
  • 交付決定の通知が届いてから着工。フライングは取り消しの原因になります

北陸は受付開始(4月)と施工適期(5〜10月)が重なるため、冬の準備がすべて。甲信越は紫外線に強い塗料(ラジカル制御型やフッ素)を選ぶと塗り替え周期を延ばせます。

申請書類の書き方や、よくある却下のパターンは総合ガイドにまとめています。

→ 外壁塗装の助成金・補助金まとめ|申請の流れと落とし穴を職人が解説

北陸・甲信越で業者を選ぶときに気をつけたいこと

「市内業者」の要件がある制度では、業者選びの段階で助成金が使えるかどうかが決まってしまいます。見積もりを取る前に、その業者が自治体の要件を満たしているかを確認してください。

そのうえで、必ず3社から相見積もりを取ること。助成金が出るからといって、見積もり自体が高ければ意味がありません。「助成金が使えますよ」を営業トークにして割高な契約を勧める業者も、正直、います。

→ 外壁塗装業者の選び方|職人歴25年の5業種比較と地雷10選

相見積もりを手早く集めたい方は、下請け側から見た内情もふまえて一括見積もりサイトを比較しました。

🏆 外壁塗装の一括見積もりサイトおすすめランキング|下請け職人が内情から選んだ

北陸・甲信越の外壁塗装助成金でよくある質問

Q. 県の助成金はないのですか?

県が主体で外壁塗装の費用を直接補助する制度は、基本的にありません(省エネ改修とのセットなど条件付きのものはあります)。市町村の制度か、国の住宅省エネ系の補助が中心になります。

Q. 助成金と火災保険は両方使えますか?

使えます。自然災害で壊れた部分の修理は火災保険、それ以外の塗り替えは助成金、と分けて考えるのが基本です。ただし同じ工事箇所に二重で受け取ることはできません。

Q. 豪雪地帯でも助成金を使って塗装できますか?

できます。ただし工事期間が5〜10月に限られるため、申請から交付決定、着工、完了報告までを年度内に収める段取りが必要です。冬に申請して翌年度に工事、という形が認められるかは自治体によって違うので、事前に確認してください。

→ 火災保険で外壁・屋根を修理する申請方法|自分でできる手順を職人が解説

まとめ:北陸・甲信越の助成金は「市町村を確認→工事前に申請」がすべて

北陸・甲信越に県主体の制度はほぼなく、あるのは市町村単位の制度です。お住まいの市町村に制度があるか、業者要件は何か、受付はいつまでか——この3つを工事の契約前に確認できていれば、助成金で損をすることはありません。

「うちの市にはなさそう」という場合も、火災保険や国の制度、そして相見積もりで価格を適正化することで、結果的に助成金以上の差が出ることは珍しくありません。焦らず、順番に確認していきましょう。

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